Shutdown コマンド要素は、maplet を終了します。

Shutdown 要素のオプションは、maplet を終了した後、Maple のセッションへ何の値を返すかを決定します。戻り値が指定されておらず、さらに Return 要素が参照されていない場合には、NULL が Maple に返されます。戻り値だけが指定されている場合には、その文字列が返されます。Return 要素への参照だけが与えられている場合には、参照項目が含まれているリストが返されます。戻り値および Return 要素が両方とも指定されている場合には、戻り値を先頭にした式列内に、両方が返されます。

Shutdown 要素は、追加の簡易表現を使用します。これら簡易表現を、以下の表に記述します。ここで ref は参照を、opt は記号 (要素に関するオプション) を表します。以下の表では、簡単化した等式 (左側の列)、およびそれに対応する解釈 (右側の列 )の形で表示します。

Shutdown 要素は、他の要素を含むことができません。

Shutdown 要素は、Maplet 要素の中に含めることが可能です; 要素に対する onapprove, oncancel, onchange, onclick, ondecline, onstartup の各オプションで用いる等式内に含めることも可能です; あるいは、等式なしに onchange または onclick オプションで受け付ける要素内のパラメータとして、Action 要素内に重ねて含めることも可能です。

次の表に、Shutdown 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。

I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。

R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。

G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。

S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1 つまたは複数の以下の等式を含みます。

`return` = name または string 

Return 要素についての参照。

value = string または symbol 

maplet が終了された際に返される値。

with(Maplets[Elements]):
Maplets[Display](Maplet([[Button("OK", Shutdown())]]));
Maplets[Display](Maplet([[Button("OK", Shutdown("0"))]]));
Maplets[Display](Maplet([["Having a good day?", CheckBox['ChB1']()], Button("OK", Shutdown(['ChB1']))]));
Maplets[Display](Maplet([["Having a good day?", CheckBox['ChB1']()], Button("OK", Shutdown("0", ['ChB1']))]));