MathMLViewer ウィンドウボディ要素は、maplet 内で MathML ビューワを定義します。

MathMLViewer 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に) 要素、記号、および型、そして (右側の列に) 型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。

MathMLViewer 要素は、他の要素を含むことができません。

MathMLViewer 要素は、Maplet または BoxLayout 要素、ボックスレイアウトを表現する階層化されたリスト内にある Maplet 要素に、含めることが可能です。

次の表に、MathMLViewer 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。

I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。

R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。

G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。

S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1つまたは複数の以下の等式を含みます。

background = color 

MathML ビューワの背景色。色の名前、RGBの色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列 (ここで各文字の組は 2 桁の 16 進数) を、認識することができます。

fontsize= posint 

MathML viewerで使用されるフォントのポイントサイズ。 デフォルトでは、これは 18 です。

foreground = color 

MathML ビューワ内のテキストの色。色の名前、RGBの色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列 (ここで各文字の組は 2 桁の 16 進数) を、認識することができます。

height = posint 

MathML ビューワの高さ (単位ピクセル)。デフォルトの高さは、100 ピクセルです。

reference = name または string 

MathMLViewer 要素についての参照を表します。

value = algebraic 

MathML ビューワに表示される、デフォルトの内容。この属性の値は、MathML[Export] 関数を用いて受け渡されます。

width = posint 

MathML ビューワの幅 (単位ピクセル)。デフォルトの幅は、300 ピクセルです。

with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet([
   [BoxCell("The solution is:")],
   [MathMLViewer('value' = MathML[Export](int(sin(x^2), x)))],
   [Button("OK", Shutdown())]
]):
Maplets[Display](maplet);