Maple 11 におけるグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)の変更
Maple ではビジネスツールや教育ツールとしてパワフルな対話的文書を作成できます。Maple 11 のスタンダード・ワークシートインターフェイスでは文書作成を実現する多くの機能や特徴が追加・拡張されています。
以下の例は Maple のドキュメントブロック(Document Blocks)機能を使って作られたものです。
このページでは、以下の新機能や更新された GUI の特徴の概要を提供しています。
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ドキュメントでの注釈
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注釈とはユーザが作成するドキュメントに設定できる但書きやメモ・注記です。ユーザは入力された式やテキストに注釈を付け加えられます。注釈は式や説明の語源・引用元・作者等の情報として利用することができます。
設定された注記は、注釈を付け加えられた項目上にマウスのポインタを合わせると表示されます。注釈は、注釈を付加する文字列を選択した状態でフォーマットのメニューから注釈の参照を選択してください。詳細は Annotations を参照してください。
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ドキュメントブロックの拡張
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以前のバージョンでは警告メッセージがドキュメントブロック内で表示されず、警告メッセージを見るためにはドキュメントブロックを展開する必要がありました。Maple 11 では問題なく表示されます。
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以前のバージョンでは評価対象の最後の結果だけが表示されていましたが、現在のドキュメントブロックはすべての出力を表示します。
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マーカー
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ワークシート内で、ドキュメントブロックの境界や自動実行が設定された実行グループ、ブックマークなどの属性が設定されている対象の存在を明示するためのアイコンを表示できます。また、マーカーは注釈や数値フォーマットなどの新規機能についても適用されます。
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表示メニューからマーカーを選択してください。ワークシートの左側の間に垂直なバーが表示されます。隠し要素に対するアイコンはワークシート内の関連している要素の横の垂直なバーの内部に表示されます。詳細については、 Markers を参照してください。
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数値フォーマット
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数値フォーマットダイアログを用いて、ワークシート内の数値データの書式を次のような形式で指定できます: 会計、通貨、日付、分数、数値、パーセンテージ、科学的表記、文字、時刻。さらにユーザ独自のフォーマット形式も指定できます。
プレゼンテーションや特定の目的の際に数値フォーマットダイアログをお使いいただけます。詳細は Numeric Formatting を参照してください。
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自動文書化コンテキストメニュー
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コンテキストメニューの適用結果として入力と出力を繋げる矢印に、どのような計算処理を適用したかを説明する文字列が付加されます。以下をご覧ください。
詳細は Context Menu を参照してください。
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ワークシートのスライドショー利用
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Maple ワークシートをプレゼンテーション目的でのスライドショーとして閲覧・表示することができます。ドキュメントはフルスクリーンとなり、パレットやツールバー、スクロールバー、メニューなどが表示されません。
ワークシートをスライドショーとして表示させるには、表示メニューからスライドショーを選択します。
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ワークシート内の最上位のセクションが 1 つのスライドとして表示されます
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現在のカーソル位置にあるセクションから表示します
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そのセクションの内容がフルスクリーンに収まらない場合、内容は切り捨てられます
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詳細については Slideshow を参照してください。
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