convert - 式を異なる形に変換する
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使い方
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convert(expr, form, arg3, ...)
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パラメータ
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expr
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任意の式
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form
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&name
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arg3, ...
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(オプション) 他の引数
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説明
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関数は、式をある形から他の形に変換する際に使用されます。変換のいくつかは、convert([x, y], set) のようなデータ型の変換であり、他のいくつかは、convert(x^3-3*x^2+7*x+9, horner, x) が 9+(7+(-3+x)*x)*x となるような形や、convert(a*x!, GAMMA) が a*GAMMA(x+1) となるような形の、形式あるいは関数の変換です。
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知られている変換の型は以下の通りです (第 2 の引数 form はこれらの中のいずれかである必要があります)。
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より詳細な情報は、convert/form のページから得られます (ここで form は上記のリストから 1 つの型を当てはめます)。
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ユーザは、Maple の手続きを以下の方法で定義することにより、独自の変換を 関数に行わせることができます。手続き `convert/f` が定義されると、関数のコール convert(a, f, x, y, ...) は `convert/f`(a, x, y, ...) を引き起こします。手続きには、たとえば convert([1,2,3], Vector[row]) のように、添え字が与えられることに注意してください。
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例
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convert は基底の数値の変換に使用できます。詳細と例題は、convert/decimal、convert/base、convert/binary、convert/octal、および convert/hex を参照してください。
| (1) |
角度とラジアンを変換します。詳細は、convert/degrees および convert/radians を参照してください。
| (2) |
有理式または浮動小数に変換します。詳細は、convert/float および convert/rational を参照してください。
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convert(1.23456,rational);
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| (3) |
| (4) |
単位を変換します。詳細は、convert/units を参照してください。Units パッケージも参照してください。
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convert(22, `units`,`inches`,`m`);
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| (5) |
ローマ数字と整数を変換します。詳細は、convert/arabic および convert/roman を参照してください。
| (6) |
リスト、集合、式のすべてのオペランドを加算または乗算に変換します。詳細は、convert/`+` を参照してください。
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convert( [1,2,3,4], `+` );
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| (7) |
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f := seq( x[i]^i, i=1..4 );
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| (8) |
| (9) |
リスト、集合、式を 'and'、'or'、 'xor' の型に変換します。詳細は、convert/and を参照してください。
| (10) |
有理式を部分分数に変換します。詳細は、convert/parfrac を参照してください。
| (11) |
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convert(f, parfrac, x);
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| (12) |
級数を指定した次数に制限して多項式に変換します。詳細は、convert/polynom を参照してください。
| (13) |
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convert(s, polynom); # Drop the order term
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| (14) |
複素式を極座標に変換します。詳細は、convert/polar を参照してください。
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convert(1/2+(I/2), polar);
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| (15) |
式を (可能な場合は) 三角関数 (双曲線関数) 形式または指数関数形式に変換します。詳細は、convert/exp および convert/trig を参照してください。
| (16) |
| (17) |
これ以外の変換タイプについては上記のリストを調べてください。よりアドバンストな数学関数の変換については、以下に記述されています。
| (18) |
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j:=convert(h,hypergeom);
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| (19) |
| (20) |
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