SolveTools パッケージの紹介
使い方
SolveTools[function](arguments)
function(arguments)
|
説明
|
|
•
|
SolveTools パッケージは、連立代数方程式を解くための構成要素の集まりです。このパッケージにあるルーチンは、Maple の solve コマンドの中心部として使用されます。熟練のユーザは、連立代数方程式を解くための個々のステップを実行するために、SolveTools パッケージを使用することができます。これにより、解法について、より多くの制御が可能となります。
|
•
|
SolveTools パッケージ内にある各関数は、コマンドの呼び出し手順において、関数名の長い形と短い形のいずれを用いてもアクセスが可能です。
|
•
|
SolveTools パッケージ内にある関数は、コマンドの呼び出し手順において、常に関数名の長い形によるアクセスが可能です。
|
|
例えば、式のリストに関する最も単純な共通の基底を見つけるためには、次のような長い形の呼び出し手順を使用します:
|
|
SolveTools[Basis](arguments)
|
|
関数名の長い形は、その関数の短い形が with(SolveTools, function) で事前に定義されていない場合や、パッケージ関数の全ての短い形が with(SolveTools) で事前に定義されていない場合に必要となります。さらに、現在の Maple セッション内の他のオブジェクトで、SolveTools パッケージ内の関数と同じ名前が使用されている場合には、SolveTools['function'](arguments) というような未評価にする引用符を用いることで、SolveTools 関数にアクセスすることが可能となります。
|
|
SolveTools パッケージの実行の基礎となるのはモジュールであるため、パッケージから関数にアクセスする際には、SolveTools:-function の形を用いることも可能です。記号 :- はその右辺を評価しないため、この形では未評価にする引用符を使用する必要がありません。ユーザが作成するプログラム内から SolveTools ルーチンにアクセスする際には、この記号の使用を推奨します。これでユーザがプログラム文全体で予想したとおりの実行が得られるでしょう。
|
•
|
特定の SolveTools 関数の短い形は、with(SolveTools, function) が入力された後に、現在の Maple のセッション中で使用が可能になります。現在の Maple のセッション中で、全ての SolveTools 関数の短い形を使用するためには、with(SolveTools) コマンドを最初に入力して下さい。
|
|
例えば、with(SolveTools) が既に入力されるものと仮定すると、以下の短い形の呼び出し手順を使用して、式のリストに関する最も単純な共通の基底を見つけます。
|
|
|
SolveTools パッケージ内にある関数に関するヘルプの参照方法
|
|
特定の SolveTools 関数に関するヘルプを表示するためには、次のコマンドのうちのいずれかを入力します(ここで function は上記の一覧から選択した名前を表す)。
|
?function (この場合、function は Maple で固有の名前でなくてはなりません。)
|
|
|
Download Help Document
Was this information helpful?