GetFile(opts) コマンドは、ユーザがファイルの選択を行える、ファイルダイアログを表示します。選択されたファイルを表す文字列が、値として返されます。ファイルが選択されないと、プログラムは異議を唱えます。

GetFile sample maplet worksheet に、Maplets[Elements] パッケージを用いてこのルーチンと同様の動作を行う maplet を書く方法について、記述されています。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1つまたは複数の以下の等式を含みます。

approvecaption = string または symbol 

ファイルを選択するためにクリックされるボタンの上に現れるテキスト。デフォルトの値は、Open です。

filefilter = string または symbol 

表示するファイルの拡張子。デフォルトの値は、全てのファイルを表示するという意味の、"*" です。例えば "mws", "m" または "mpl" といった、他の拡張子も使用が可能です。

filterdescription = string または symbol 

filefilter の記述。デフォルトの値は、オプション filefilter の値です。

title = string または symbol 

maplet のタイトルの指定。デフォルトのタイトルは、Get File です。

with(Maplets[Examples]):
GetFile('title' = "Get File");

                    "/user/maple/maple.lib"