radnormal - 根数を含む式の正規化
使い方
radnormal(f)
radnormal(f, opts1, opts2...)
パラメータ
f - 代数式
opts1, opts2, ... - オプションの並び
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説明
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radnormal 関数は根号で表された代数的数、たとえば sqrt(2), (7+5*sqrt(2))^(1/3)、を含む式の正規化を行います (type,radnum を参照)。特に、radnormal はそのような数が数学的に 0 に等しいときに限り 0 に簡単化します。
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式 x^(1/n) はオブジェクト x の主 n 乗根であると解釈されます (log を参照)。
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デフォルトでは、f が数のとき f の分母は常に有理化されるとは限らないことに注意します。分母の有理化を強制するには、オプション 'rationalized' を使います。
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多項式に対しては radnormal は部分分数分解を保持しようとします。それぞれの因子は展開され、その係数が正規化されます。オプション 'expanded' は radnormal にすべての積を展開させます。
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有理関数は a と b を gcd(a,b) = 1 を満たす多項式として a/b の形で表されます。ふたたび、部分分数分解は保持され、オプション 'expanded' が適用できます。
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関数 radnormal は集合、リスト、関係式に写像することができます。
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radnormal はindexed と RootOf の両方の表記の代数的数を含む式も扱うことに注意します (RootOf,indexed を参照)。
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関数 radnormal は入れ子になった根号を外すことがありますが、根号を外せるとしてもそれを常に見つけるとは限りません。
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予備的な簡単化の後、f に現れる代数的数で生成される体の基底 (インデックス付けられた RootOf 表記の) が構成され、与えられた数はこの基底で表されます (radfield を参照)。そして、式は evala@Normal により正規化され、数は根号表記に変換して返されます。
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infolevel[radnormal] に正の整数が割り当てられていると、プログラムの実行に関する情報が表示されます。
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例
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a := sqrt(2)*sqrt(3)-sqrt(6);
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| (2.1) |
| (2.2) |
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a := (7+5*sqrt(2))^(1/3);
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| (2.3) |
| (2.4) |
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a := 1/(2^(1/2)+3^(1/2)+6^(1/2));
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| (2.5) |
| (2.6) |
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radnormal(a,'rationalized');
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| (2.7) |
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a := 2^(1/4)*(2^(1/2)+2)/(8+6*2^(1/2))^(1/2);
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| (2.8) |
| (2.9) |
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a := ((x^2+2*x*2^(1/2)-2^(1/2)*x*6^(1/2)+5-2*2^(1/2)*3^(1/2))/
(x^2-2*x*3^(1/2)+1));
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| (2.10) |
| (2.11) |
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a := (x-6^(1/2))*(x-2^(1/2)*3^(1/2));
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| (2.12) |
| (2.13) |
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radnormal(a,'expanded');
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| (2.14) |
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a := 1/(sqrt(x)+sqrt(y)-sqrt(z));
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| (2.15) |
| (2.16) |
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radnormal(a,'rationalized');
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| (2.17) |
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a := RootOf(_Z^2+_Z+1,index = 1)-(-1)^(2/3);
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| (2.18) |
| (2.19) |
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