関数の呼び出し SortByRank(L,criterion,R) は、基準(criterion)に従ってソートされた L の要素のリストを返します。L の要素の最高次の階数が比較されます。最高次の階数は、R のランク、または、 R がイデアルの場合には埋め込み環のランクに関して調べられます。

このコマンドは DifferentialAlgebra パッケージの一部です。with(DifferentialAlgebra) コマンドの実行後に SortByRank(...) の形式を使用して呼び出すことができます。また、DifferentialAlgebra[SortByRank](...) の形式を使用して直接呼び出すことも可能です。

引数 opts  は以下のオプションを 1 個以上含む可能性があります。

input = jet, tjet, diff または Diff：L に使用される表記を指定します。指定されない場合、R の表記が使用されます(Notation を参照)。

output = jet, tjet, diff または Diff：関数の呼び出し結果に使用される表記を指定します。指定されない場合、R の表記または ideal の表記が使用されます。

notation = jet, tjet, diff または Diff：入力および出力の両方に使用される表記を指定します。上記の 2 つのオプションは、このオプションに優先します。

with(DifferentialAlgebra):

R := DifferentialRing(derivations = [t], blocks = [u,v]);

SortByRank([u[t], 3, v[t,t], 0, t^2 + 1], ascending, R);

SortByRank([u[t], 3, v[t,t], 0, t^2 + 1], descending, R);