スライダーコンポーネント
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スライダーコンポーネントは Maple の Standard ワークシートまたはドキュメントにスライダーを定義します。スライダーの位置が変わると、このコンポーネントは他の埋め込みコンポーネントを呼び出すための動作、または一連の動作を実行します。(必ずしもコンポーネントに動作が割り当てられている必要はありません。)
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スライダーの位置が変更されたときに動作を実行するには、Slider Properties から開く値が変わったときの動作ダイアログに実行したいコマンドを入力します。Slider Properties を表示するには、スライダーを右クリック (Macintosh の場合は Control+クリック) してコンポーネントプロパティを選択します。入力するコマンドには、スライダーが調整されたときの出力を表示する埋め込みコンポーネントが 1 つまたは複数指定されている必要があります。
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名前プロパティは DocumentTools パッケージのルーチンからスライダーを参照するために使用されます。
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スライダーの位置が変更されたときの出力を表示するには、追加のコンポーネントが 1 つ必要です。
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スライダーコンポーネントをカスタマイズするには、 Slider Properties のオプションを設定します。動作は DocumentTools パッケージのルーチンを使用するコンポーネントに関連付けられます。
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コンポーネントパレット上の画像
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スライダーのプロパティ
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下記表はスライダーコンポーネントのオプションによって制御されるプロパティとその用途の説明です。
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G 列の x はそのオプションが読み取り可能、すなわち、DocumentTools[GetProperty] ツールで取得可能であることを示します。
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S 列の x はそのオプションが書き込み可能、すなわち、DocumentTools[SetProperty] ツールで設定可能であることを示します。
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Option G S Option Type
enabled x x true or false
filled x x true or false
lower x x integer
majorTicks x x positive integer
minorTicks x x positive integer
showLabels x x true or false
showTicks x x true or false
snapToTicks x x true or false
tooltip x x string
upper x x integer
value x x positive integer
vertical x x true or false
visible x x true or false
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コンポーネントを有効にするかしないかを示します。動作が偽 (false) に設定されている場合、コンポーネントはグレー表示され、関連付けられている動作は開始できません。デフォルトでは真 (true) です。
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スライダーバーを表示するかしないかを示します。デフォルトでは真 (true) です。注意: このオプションは Slider Properties ダイアログのスライダーバーの表示チェックボックスに対応しています。
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スライダーの大目盛りの間隔。デフォルトでは 20 です。
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スライダーの小目盛りの間隔。デフォルトでは 10 です。
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ラベルを表示するかしないかを示します。デフォルトでは偽 (false) です。
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目盛り線を表示するかしないかを示します。デフォルトでは真 (true) です。
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スライダーを目盛りにスナップするかしないかを示します。デフォルトでは偽 (false) です。
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カーソルをコンポーネント上に移動すると表示されるテキストです。
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スライダーの現在の位置。デフォルトでは 10 です。
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スライダーの向きを縦方向に指定します。デフォルトでは偽 (false) です。
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スライダーを表示するかしないかを指定します。デフォルトでは真 (true) です。
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例
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この例では埋め込みコンポーネントを使用してスライダーの位置を変更することで のプロットを変更します。
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1. コンポーネントパレットからプロットおよびスライダーコンポーネントを挿入します。Maple のパレットを表示する方法については、Show Palettes のヘルプページを参照してください。
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2. プロットコンポーネントを右クリックし、コンポーネントプロパティを選択します。
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3. プロット式のフィールドに plot3d(sin(x)*exp(y), x=0..5, y=-1..1); と入力します。
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4. スライダーコンポーネントを右クリックし、コンポーネントプロパティを選択します。
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以下のステップを実行してスライダーの位置が変更されたときにプロットの範囲を変更する動作を設定します。
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5. 値が変わったときの動作の編集ボタンをクリックします。固定のステートメントおよび埋め込みコンポーネント間の動作の設定方法に関する追加情報が含まれているダイアログが開きます。
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6. ダイアログ内の end use; ステートメントの前に以下を入力します。
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Do(%Plot0=plot3d(sin(x)*exp(y),x=0..%Slider0,y=-1..1));
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コンポーネントの名前が正しく入力されていることを確認します。
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13. OK をクリックしてすべての変更を確定します。
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埋め込みコンポーネントの動作を設定する構文はワークシートでコマンドを実行することで確認できます。
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参照
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ButtonComponent, CheckBoxComponent, ComboBoxComponent, DialComponent, DocumentTools, DocumentTools[Do], DocumentTools[GetProperty], DocumentTools[SetProperty], EmbeddedComponents, LabelComponent, ListBoxComponent, MathExpressionComponent, MeterComponent, PlotComponent, RadioButtonComponent, RotaryGaugeComponent, TextAreaComponent, ToggleButtonComponent, VolumeGaugeComponent
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